鍋倉高原 (撮影日:2017/5/29)
2017年 06月 02日
この日、新潟県十日町市の星峠にある棚田の夜明けを撮影し、美人林に寄り、それでも時刻は朝5時40分です。ここから長野県北部、鍋倉高原はそんなに遠くありません。足を延ばしてみました。この高原も、美しいブナ林で知られています。
長野県飯山市から新潟県上越市を結ぶ県道95号線を登り、県境の関田(せきた)峠付近には、ブナ林を巡るトレッキングコースがいくつかあります。関田峠からは日本海や佐渡ヶ島、北陸新幹線、妙高山などの絶景も見られます。
まずは、関田峠を新潟県側に少し下って見晴らし台に行って見ました。眼下に上越市の平野と青い日本海が見わたせました。さらに右手には佐渡ヶ島も春霞のなかうっすらと見えました。
目を左に転じると、平野を縦貫して走る北陸新幹線の線路が見えます。
その上方には、越後のランドマーク、妙高山が残雪をまとってそびえています。下画像左が妙高山、右は火打山(たぶん)です。
関田峠に戻って、あたりを歩き回りました。青空、残雪、新緑、もうたまりません。
峠を長野県側に少し下ったところに茶屋池と呼ばれる池があります。この池の周囲もトレッキングコースになっています。池にブナの新緑が映り込んできれいです。
池の奥はまだ氷が残り、解ける直前で、おもしろい形をしています。
ここまで来ると、新緑はますます鮮やかです。
県道を挟んで、茶屋池の反対側には、「大ブナ林」と呼ばれているブナの森があり、残雪の残る今は簡単に入り込むことができます。緩やかな傾斜地に無数のブナの大木があり、下は残雪、上は新緑、美しさにため息が出るばかりでした。
ブナの木の根元は、こんな面白い形です。根開け(ねあけ)、というそうです。ブナの放つパワーのすごさを感じます。
山の遅い春に咲く花たちです。まずは、コブシ。
フジ。
(名前不明)
タニウツギ。この花は星峠への道沿いにもたくさん咲いていました。日本海側の山中に育つ花だそうです。
県道わきの流れが滝になっていました。
なべくら高原は、ブナを始め豊かな自然が満喫できる場所でした。また訪れたい場所が、一つ増えました。
by toshis_photoblog
| 2017-06-02 09:09
| 美景&絶景