谷川岳 一ノ倉沢(1) (撮影日:2018/5/22)

写真サークルの名人が撮影した、谷川岳一ノ倉沢の雪渓に咲くシラネアオイを見て、自身でも目の当たりにしたい、撮影したいと思い、今日意を決して出かけてみました。

しかし、まだ残雪が多く、雪渓に咲くシラネアオイは見ること叶いませんでした。

とは言え、一ノ倉沢の大岩壁、雪渓、新緑、花、ぜひレポートしたくなるほどの絶景でした。

まずは、水上温泉の入り口に架かかる諏訪峡大橋からの谷川岳の眺めです。山は、雪の装いから新緑の衣に変わりつつあるところでした。
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一番右が谷川岳で、これからその直下に向かいます。二つの耳(トマの耳、オキの耳)がぴょこんと立っているのが分かります。
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車を進め、ロープウェー乗り場到着です。ここから先は、車両進入禁止となります。一ノ倉沢へは、徒歩約1時間の道のりです。道はいわゆる登山道でなく、新潟へ抜ける昔の国道なので、道幅広く、勾配は緩く、舗装もしてあるらくちん歩道です。

途中にあるマチガ沢です。谷川岳の東直下に位置しています。
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そのため、山頂の「トマの耳」「オキの耳」を見ることができる場所です。中央のポツンと突き出た岩がトマの耳、右端の岩塊がオキの耳(たぶん)です。
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新緑まばゆい道をさらに進みます。
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木立の切れ間からは、湯檜曽(ゆびそ)川の源流地の山並みが見えます。
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心地よい新緑のトンネルをさらに進みます。
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新緑トンネルの隙間から覗く青空。
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あたりの景色に見とれているうちに、一ノ倉沢が姿を現わしました。
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毎度のことですが、この大岩壁の迫力には圧倒されます。しかも、中央に雪渓を配し、手前は鮮やかな新緑、上には雲一つない青空。
しかし、新緑の手前に押し寄せた残雪の量にも圧倒されます。雪の回廊をなしています。
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雪渓に咲くシラネアオイは見られるのでしょうか。

とりあえず、景色を楽しむことにしました。中央の雪渓の上部にはこの時季だけ流れる滝ができます。
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アップにしてみてわかることですが、かなり高さのある滝です。さらにその上方にも、雪解け水を集めた滝のような流れが…。
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大岸壁手前の新緑の森も、岩肌や青空と相まって鮮やかです。
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そして、中央の雪渓をよく見ると、大きな亀裂が見え、さらにその上には今にも落ちてきそうな雪の塊が残っています。
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これでは、雪渓のそばで咲くシラネアオイを探すのは、あきらめざるを得ません。

大岩壁をめでながら、休憩と昼食を摂りました。
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休憩を終え時刻は正午、ここで戻るか先に進むか迷った末、もう少し先に進むことにしました。もしかしたら、シラネアオイに会えるかも、と淡い期待にかけて…。

この先道は、幅も狭くなり、石と落ち葉の"それらしい"道になります。足を延ばしてみてよかったと思える、素晴らしい景色でした。
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ブナのまばゆい新緑の中を、気持ちよく進みます。
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歩くこと20分で、幽ノ沢に到着しました。
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奥と手前に雪渓があり、手前の雪渓には大きな空洞ができていて、雪解け水が勢いよく流れ出ています。シラネアオイが咲いていたとしても、近寄れるかどうか…。
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安全そうな場所を探しながら、ちょっとだけ雪渓を登ってみました。

そして、シラネアオイを見つけました。しかし、雪渓とは少し離れた場所だったので、一緒に撮影することはできませんでした。その姿は(2)でご覧いただく予定です。

幽ノ沢のさらに奥には芝倉沢があるのですが、そこに向かう道路状態を見て、ここで引き返すことにしました。
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幽ノ沢の奥の雪渓です。
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最後に、もう一度全景を。
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いつ来ても、一ノ倉沢を中心としたこの地域の景色は素晴らしいです。



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by toshis_photoblog | 2018-05-24 09:00 | | Comments(0)

群馬県前橋市在住、1951年9月生まれです。2016年3月にリタイアし、好きな花・山・旅、温泉、家庭菜園などの写真を撮ってブログに掲載しています。


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