2016年夏旅(3) 能登 (撮影日:2016/8/2~8/3)
2016年 08月 11日
金沢と能登の旅2日目の宿は、輪島を少し北に外れた「能登ねぶた温泉 海游 能登の庄」です。通常は私どもではなかなか泊まれない宿ですが、「期間限定!平日お得な 4,000円割引プラン!!」というのがたまたま予約できたので、飛びついてしまいました。この宿の印象ですが、もちろん、料理もおいしかったし、温泉も良かったし、部屋も広く快適だったのですが、スタッフの方々の心のこもったおもてなしがなによりもすばらしかったことを、特筆しておきたいと思います。
夕食の料理は地元の魚を中心とした懐石料理です。そして、料理の器は輪島塗を多く使ってあり、夕食の席を華やかにし、おいしい料理が一層おいしく感じられました。
夕食を終えて、窓の外を見ると、海の向こうの空はきれいに夕焼けになっていました。明日も良い天気になりそうです。
宿のスタッフの方の話では、今の時期、輪島に伝わる太鼓の演奏をやっていて、宿からバスが出ているので、行ってみては、と勧められました。せっかくだから、見物させてもらうことにしました。演奏会場は、輪島キリコ会館というところで、大勢の観光客が詰め掛けていました。演奏が始まりました。
客席にいて、演奏者の荒い息遣いが聞こえてくるほどの大迫力の演奏でした。画像からも想像していただけるのではないでしょうか。県の無形文化財に指定されているのだそうですが、演者さんからは、それを継承していこうとする意気込みと、町おこしに少しでも貢献したいという熱意が感じられ、夕食のときのお酒の酔いもどこへやら退散していました。
翌朝、改めて温泉に入りました。ここの温泉は「PH10.5」という強アルカリ性の温泉です。実際に入ってみると、ヌルっと肌にまとわりつくような感触で、今まで入った温泉にはない珍しい泉質でした。窓からは、海も見え、他の客で混み合うこともなく、気持ちよく温泉を堪能しました。
朝食は、こんな感じです。やはり輪島塗の器が使われていて、華やかです。
今日は、能登半島の最奥部を巡り、家まで帰らねばなりません。朝8時30分に宿を出発しました。能登の庄さん、大変お世話になりました。
まず向かったのは、輪島の朝市。はずせません。朝市の通りを見物し、お土産を買いました。
つづいてはここも定番の「白米千枚田」。山国の日本ですから全国各地に千枚田とか棚田はありますが、田んぼの向こうが青い海という絶景は、やはり海なし県に住む身には惹かれるものがあります。
はるか沖合に七ツ島がうすく見えます。島まで20キロメートルあるそうです。無人島です。
さらに進むと、製塩場がありました。朝ドラ「まれ」で有名になったあれか? とカメラを向けてみました。
海水を取り入れるところが見えました。こんなきれいな海だから、そこから作る塩も安心なのでしょう。
曽々木海岸です。
車は、半島の最奥部にある禄剛崎目指し走り続けます。途中、また製塩場がありました。「えーっ、こっちが本物だ!!」と、あわてて車を止め、カメラを向けました。こちらの方がドラマに出ていた製塩場でした。確かにかやぶき屋根があります。
椿峠に着きました。ここの展望台からの眺めもすばらしかったです。人影はますます少なくなります。
時刻は早や12時を過ぎ、やっと禄剛崎前の駐車場に到着しました。ここから、10分くらい歩いて禄剛崎の灯台に向かいます。12時30分、ついに到着です。灯台はちょっとかわいい、海は素晴らしい!!!
水平線がまるく見えます。
到着の記念にツーショット。
さあ、いよいよ家に向かっての帰り道になります。でも、その前に昼食を、と思ったのですが、何もありません。
車を走らせながら探してみたのですが、お目当てのお店は定休日とか売れきれとかで、結局コンビニのおにぎりとパン。トホホッー。
能登半島の東海岸(富山湾側)を南下し、途中見附島に立ち寄りました。軍艦島とも呼ばれているそうです。
ここからはひたすら車を走らせ、夜9時30分、無事家に到着しました。3日間の総走行距離1,175キロメートル。お疲れさまでした。夏の能登は、緑濃く、静かな海は美しく、人情やさしく、癒された旅になりました。感謝。
by toshis_photoblog
| 2016-08-11 22:00
| 旅
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