燕岳(2) 燕山荘へ (撮影日:2017/8/27)
2017年 08月 29日
8月27日(日)、北アルプス入門の山、展望の山、そしてイルカのいる山、燕岳(つばくろだけ)に登りました。
(1)で、合戦小屋までの様子を記しましたので、(2)では、合戦小屋から燕山荘までの様子を紹介します。
合戦小屋を出ると間もなく、尾根歩きの展望の良い道になります。木の間からはこんな眺めも…。
たぶん南西方向だと思います。
槍ヶ岳、本日初見です。ズームアップすると、
子槍、孫槍までしっかりと見えるではないですか!!!
南東方向に目をやると、富士山と南アルプスが、しっかりと見えました。
その左手には、雲海の向こうに八ヶ岳連峰も…。
北方向です。中央に見えるピラミッド形の山は、五竜岳でしょうか?、それとも爺が岳でしょうか?
そして、本日の目的地燕山荘の赤い建物がかなたに見えてきました。ここから見ると、絶壁の上にあるような気がします。
さらに進むと、槍ヶ岳がはっきりと姿を現わしました。青空の下、くっきりと聳えています。
槍ヶ岳の左横の山の中腹にある雪渓は、ハート形でした。
雲海のかなたに見える、富士と南アルプスです。南アルプスは、甲斐駒ケ岳と北岳~間ノ岳が見分けられます。
目を足元に戻せば、花崗岩が風化した滑りやすい砂地の山道が続いています。
燕岳が見えてきました。
さらにその向こうに見えるのは、鹿島槍ヶ岳。実際にはとても小さく見えます。
鹿島槍ヶ岳の右手はるかかなたには、信越の山々(妙高山、火打山、焼山など)も見えました。こちらは、さらに小さく見え、肉眼ではよくわからないほどです。
進むにつれて、槍ヶ岳の向こうに穂高連峰もちょっぴり姿を現わしました。左端は大天井岳。
燕山荘も大きく見えるようになり、少しずつ近づいているのが実感できます。登山道は山の中腹を進みます。
後を振り返ると、こんな感じです。
遂に山荘前に到着です。時刻は11時10分、登山口からの所要時間は4時間と40分でした。もうヘロヘロでした。
でも、山荘前の広場には涼しい風が吹き抜け、疲れをどこかに吹き飛ばしてくれるような気持ちよさでした。見渡せば、あたりは絶景です。荷物を下ろすのももどかしく、カメラのシャッターを夢中で押しました。
真正面(北方向)に、燕岳が間近にそびえ立ち、その左奥には、立山・劔の山々がが望めます。
そして、どうしても、槍ヶ岳の雄姿にカメラが向いてしまいます。もちろん、圧巻でした。
北方向の鹿島槍ヶ岳は、雲海の上に浮かび上がって見えました。
ひととおり見終えて、チェックインと昼食を済ませ、ひと眠りしました。約1時間後再度外に出てみると、稜線の東側からガスが出ていました。やはり山の景色は午前中がベストと再認識しながらも、山々の眺望を飽かずに眺め、シャッターを押し続けました。ガスが絡む山の景色も、それなりにいいものです。
槍ヶ岳方向。(撮影時刻:2時30分)
燕岳方向。
山荘の裏手には、こんな素敵なオブジェがありますが、目を向ける人はあまり見かけません。ただ一人、山ガールが気づいてくれたようです。
ガスが出てきたおかげで、思いもよらない現象も体験できました。ブロッケン現象です。これは、自分の影がガスの白いスクリーンに映って見える現象だそうです。虹のような輪ができるのが特徴だそうです。
燕岳山頂とイルカは(3)にて紹介します。
また、花は(4)で紹介します。時期は少し過ぎてしまいましたが、ヤマトリカブトを始めまだまだ多くの花たちが咲いていました。
by toshis_photoblog
| 2017-08-29 22:40
| 山
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