2017秋旅(1) 栗駒山① (撮影日:2017/10/9)
2017年 10月 12日
かねてより行きたかった「栗駒山(くりこまやま、標高1627m)」の紅葉登山の記録(前編)です。
栗駒山は、宮城・岩手・秋田の3県県境に位置し、花と紅葉と温泉で知られる、東北の名山の一つです。しかし、群馬県からは遠く、簡単には訪れることができなかった山です。高速道路だけでも4時間とちょっとかかるそうです。
この日、朝3時起床、3時40分出発です。伊勢崎インターで高速道路に乗り、東北道を北上し、栗駒山登山口のいわかがみ平行きのシャトルバス乗り場がある「いこいの村」駐車場には9時30分頃到着しました。
出発する前、いわかがみ平のレストハウス脇で紅葉の撮影です。天気予報は一日良い天気とありましたが、山の天気はわかりません。きれいな時に撮っておこうと思ったのです。
登山口付近の紅葉は、ちょうど見ごろでした。後でわかったことですが、下画像の左上が栗駒山、右上が東栗駒山です。
紅葉している木やそのほかの木々も丈が比較的低く、なんと山頂まで紅葉が続いているのが見渡せます。私が住む関東地方や信州などでは、なかなか見かけない景色です。
今回同行しているカミさんは、週1回のヨガ以外運動をしていないので、彼女に合わせてゆっくりと進みます。
案内人の話では、山頂まで、中級者で1時間30分、初心者で2時間、そして1時間くらい歩いたところまで行けばきれいな紅葉が見られるとのことなので、とりあえず1時間のことろを目指すことにしました。
10時登山開始です。石畳のゆるやかな坂道を進みます。家族連れ、カップルなど人の多さにはびっくりです。カミさんも、足元を見ながら慎重にゆっくり登り始めました。
この辺りは、登山道脇の木々の紅葉は見えるのですが、遠くの見晴しはよくありません。でも、たまにはこうして見通しのきく場所もありました。
紅葉は、主にはドウダンツツジとカエデです。ドウダンツツジは赤に、カエデは赤または黄色に色づいています。とにかく鮮やかです。つい見とれて、歩みを止めてしまいがちになります。
高度が上がってくると、登山道から今歩いてきた紅葉の森が見渡せます。おー、こんなきれいなところを歩いて来たのかー!、と感動し、絶景に見とれ、シャッターを押しました。今まで見たことのない風景です。ピークを少し過ぎているのが残念です。
さらに歩き、高度が増すにつれて景色はどんどんひらけていきます。案内人の言葉通り1時間過ぎたころ、石畳が終わり、絶景が広がり、人々は例外なく驚きと感動の声を上げます。
栗駒山の中腹、日当たりがよく風当たりが少ない谷間には、まだ十分きれいな紅葉が見られました。
栗駒山も、グンと近くに見えるようになりました。山頂の人々の動きも見えるほどです。
ここで一息入れて、さらに山頂を目指すことにしました。カミさんも、ゆっくりと進むのであれば大丈夫、せっかくここまで来たのだからと欲が出ました。
石畳道は終わり、砂利と石の登山道に変わりました。さあ、山頂目指してもうひと頑張り。
上から見ると、色づいた木々の間のなだらかな山道を、登山者たちが次々に登って来るのが見られます。
最後の木の階段道を登りきると山頂です。私は11時47分到着、カミさんも12時5分到着です。
山頂は、近くに雲がかかり、時折霧が流れてきます。風も吹いています。
晴れていれば、蔵王連峰、月山、鳥海山、早池峰山、秋田駒ヶ岳などの東北の数多くの名山が一望できるそうですが、今日は残念ながら見ることはできませんでした。
山や紅葉は、なかなかベストのタイミングに遭遇できることは少ないと、改めて納得し、今見える山と紅葉の絶景をしばし楽しみました。
by toshis_photoblog
| 2017-10-12 21:57
| 山
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